13 August 2018
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肌荒れの原因2

 

内的要因

 

栄養バランスの偏りやビタミン不足、腸内環境の乱れ、血行不良、ストレス、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなど、体調不良をきたすすべてが原因となります。

 

また老廃物を腸に溜め込んでしまう便秘も、肌荒れの原因になります。

 

皮膚や腸内に溜まるガス、食物を消化するときに残ってしまった有害物質などは、排尿・排便、汗などによって体外へと排出されていきますが、新陳代謝が低下し、汗をかかなくなると、この排出能力が低下してしまいます。

 

ちなみに大人ニキビはストレスなどの内的要因が危険因子になりやすく、外的要因が内的要因を助長します。子供の思春期ニキビは成長期のホルモンバランスの乱れが主原因になります。

 

 

 

内因性のニキビの危険因子

 

1食生活の乱れ

 

脂分や糖分などの過剰摂取は皮脂の過剰分泌に繋がります。逆にビタミン類の欠如は皮膚細胞の生成に必要なコラーゲンの欠乏を招きます。特にビタミンB群はターンオーバーに欠かせません。過度なダイエットや不規則な食生活も肌荒れの原因となります。

 

2便秘

 

便通が滞ると腸内環境が乱れ、毒素が排出されず、新陳代謝も悪くなり、ニキビの原因になります。

 

3睡眠不足

 

肌の新陳代謝を促す成長ホルモンは夜23~2時に分泌量が増えるため、この時間に眠ることが理想です。十分な睡眠を取らないと、せっかく摂った栄養も吸収率が下がります。

 

4過度のストレス

 

ストレスが溜まると交感神経を刺激し、男性ホルモンの分泌を促進します。その結果、ホルモンバランスが崩れてしまい、ニキビができやすくなります。

 

5ホルモンバランスの乱れ

 

特に女性は生理前後で肌荒れを起こしやすく、成長期の子供はニキビを発症しやすくなります。

 

6.血行不良

 

血液の循環が悪くなると新陳代謝が正常に行われなくなります。肌に必要な栄養を十分に届けることもできず、老廃物もたまります。スキンケアをいくらがんばっても、血行不良を改善しないと美容成分をきちんと浸透させることができません。

 

内側の不安は一人では解決しづらいものです。当院の経験豊富な医師、看護師にご相談下さい。

 

 

 

Sun International Clinic

 

TEL:  023-956-777 [ EN, Khmer,Chinese ]  069-268-060 [ JPN ]

 

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13 August 2018
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猛暑で大人の汗疹(あせも)患者が急増中

 

 幼少期、ほとんどの方は汗疹になったことがあるのではないでしょうか。猛暑の影響で日本でも汗疹患者が増加しており、最近では大人の汗疹が顕著になっています。年中常夏のカンボジア・プノンペンでは汗疹を発症しやすく、繰り返したり長引く症状に悩まされる方が多くいます。また、なかなか治らない汗疹を放置することで他の皮膚疾患を併発するケースも当院では目立っています。今回は汗疹の治療方法や予防方法についてご紹介します。   

 

 



    • 汗疹(あせも)とは



 汗疹とは汗腺の出口が角質などで塞がり、汗を正常に体外に排出できないことで起こる皮膚の炎症です。症状は赤く小さい発疹、水膨れです。汗疹の種類や湿疹を併発している際は掻痒感(かゆみ)やチクチクするような痛みを伴うことがあります。悪化した場合、掻き傷が細菌に化膿して伝染性膿痂疹(とびひ)や多発性汗腺膿瘍となり、他者感染を起こしたり瘢痕が残ってしまう場合もあります。

 

 

 

【汗疹になりやすい方】

 

 汗疹と言えば子供がなるというイメージがあるかもしれません。なぜ子供が汗疹になりやすいのかというと、人間の汗腺は約230万個あるといわれており、その数は子供から大人までほぼ同数です。体表面積の小さい子供は汗腺密度が高いため汗疹を起こしやすくなっています。また体温調節機能が低い乳幼児や高齢者、皮膚のバリア機能が低下している方は汗疹を起こしやすいと言われています。

 

【カンボジアで汗疹が長引く・繰り返すのはなぜ?】

 

 カンボジアは紫外線が強いことや、室内での冷房による寒冷刺激で肌は深刻なダメージを受けています。日本と同じようにケアを行っていても肌のバリア機能は低下してしまい、汗疹を含めた皮膚疾患に罹患する可能性が高くなってしまいます。

 

スキンケアに関する記事はこちらをご覧ください。

 

肌の内部の仕組み肌荒れの原因1肌荒れの原因2

 

また、雨季は湿度がさらに高いため通気性が悪くなってしまいます。雨季は曇りの日も多く、紫外線ケアを怠ってしまいがちですが曇りの日でも紫外線は晴れの日の60~90%あると言われています。肌のバリア機能が低下していると適切なターンオーバーを行ずに汗腺が目詰まりして汗疹ができてしまいます。カンボジアでの長引いたり、繰り返す汗疹は予防対策不足や、肌のバリア機能自体の低下が原因と考えられます。

 

 

 

【予防と治療方法について】   

 

 汗疹は皮膚と皮膚が接する面、例えばシップ、包帯、ベルトをしている通気性の悪い部位にできやすくなります。顔や首、体感、肘、ひざの裏側や脇の下は特に要注意です。女性では毛穴をふさいでしまうファンデーションを塗っている部分や下着の締め付け部分にも汗疹ができることがあります。



    • 治療方法



 汗疹は通常2~3日程度で改善します。汗腺の種類によって、ステロイド外用薬や抗生剤を使用するといった治療方法が一般的です。



    • 予防方法



1)清潔を保つ…汗をかいたらシャワーを浴びたり、外出先では濡れたタオルや汗拭きシートなどでふき取りましょう。カンボジア・プノンペンのスーパーで安易に入手できる幼児用のお尻ふきはアルコール成分を含まないものもあり、肌に優しく有用です。

 

2)通気性を良くする…吸湿性の良い衣服を選択したり、汗を吸収した衣服は交換することで通気性を良くし、汗腺の目詰まりを予防することができます。

 

3)入浴時の注意点…皮膚のバリア機能が低下している状態では刺激の少ないぬるめのお湯に調節しましょう。石鹸はからだに直接つけず、綿ややわらかいタオルなどで十分泡立ててから使用することで皮膚表面の汚れを効果的に落とすことができます。

 

 

 

【おわりに】

 

 汗疹には汗汗疱状湿疹、アレルギー性接触性皮膚炎、ニキビなど、症状や発疹が類似しており鑑別の難しい疾患も存在します。また、汗疹の治療で使用するステロイド剤は発疹の部位やその程度によって正しい濃度を選択することが重要です。年間を通して温暖なカンボジア・プノンペンで快適に健やかな生活を送るために日常生活での予防や正しい治療方法の選別を行うよう心がけましょう。

 

 

 

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09 August 2018
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熱中症で1万人搬送

 日本も本格的に夏に突入し、記録的な猛暑が続いています。消防庁の発表では7月23日からの一週間で熱中症が原因となり搬送された方は1万3721人。東京都だけでも7月の熱中症による死者は96人で昨年の4倍。また、全国でも65人が室内熱中症が原因で亡くなりました。日本では熱中症患者とその死亡件数の増加に伴い、環境省が注意喚起を行っています。年中常夏のカンボジア・プノンペンでは屋外で熱中症になるということは安易に想像できます。カンボジアでも熱中症が原因と示唆される事案が相次いで発生し、今年6月には工場労働者100人以上が作業中の室内で意識消失して搬送されました。高温多湿なカンボジアで私達はどのような予防策をとっていけばいいのでしょうか。熱中症についての基礎知識、その予防方法と応急処置について紹介します。

 

  • 熱中症とは

 熱中症とは暑熱環境下で脱水や体温上昇、血流量低下などを引き起こす身体適応障害の総称です。初期症状としてはめまい、吐き気、失神、体温上昇や気分不良などが挙げられ、その程度によりⅰ~Ⅲ度まで分類されます。重症例では脳機能障害や腎臓障害、最悪の場合は死に至ります。

 

  • 室内で起こる熱中症

 日射病とは異なり、熱中症は室内でも起こります。屋内外、昼夜を問わず高温多湿な環境下が熱中症を引き起こします。事実、日本では高齢者や乳幼児の室内熱中症患者が増加しており、就寝中の夜間に熱中症にかかり死亡する例が多く報告されています。

 

  • 熱中症にかかりやすい方

 ・乳幼児…乳幼児は大人より新陳代謝が活発で体温が高いのが特徴です。しかし大人と比べて汗腺の発達が未熟なため体温調節が難しくなっています。炎天下での車中など体温よりも周囲の温度が高くなる場所では短時間で体温が上昇し、重篤な熱中症を引き起こす場合があります。また、背の低い子供やペット、ベビーカーを使用している際は地面からの反射熱を大人よりも受けやすい状況になっています。

 ・高齢者…高齢になると身体の水分の割合が低下します。子供は体の70~75%が水分であるのに対し、高齢者は50~55%と言われています。また、高齢者は暑さやのどの渇きに対する感受性が低下することにより充分な水分摂取を行えていないことも熱中症の要因となります。さらに心機能や腎機能が成人と比べて低下しがちなために熱中症罹患時に重篤になりやすいという傾向があります。

・体調不良の人…下痢や二日酔いで脱水症状の方、疲労や風邪などで体調不良の方、心疾患・腎疾患・糖尿病などの方は体温調節機能や体内水分出納バランスが崩れやすいため要注意です。

 

 

  • 予防方法

・水分補給…屋内外問わず、のどが渇いていなくてもこまめに水分を摂取しましょう。

・塩分補給…大量に発汗があった場合、体内の塩分が失われているため水を飲んでいても効果的に水分を補給することはできません。スポーツドリンクや飴などで汗で失われた塩分を補給できます。プノンペン市内のコンビニや薬局で簡単に購入できるRoyal-Dも水分塩分補給に有効です。

・環境整備…扇風機やエアコンで室温を適度に下げましょう。高温多湿なカンボジア・プノンペンでは除湿機の併用も非常に効果的です。

・衣服の工夫…衣服は綿や麻など通気性の良い生地を選んだり吸水性や速乾性に優れたものを選びましょう。

・直射日光を避ける…日中、室内でレースカーテンを使用することで直射日光を避け、室温自体を下げる効果も期待できます。遮熱カーテンは更に有効で、冷房効果も高めることができます。外出する際は帽子を被る、日傘をさすことで直射日光を避けることができます。

 

  • 応急処置方法

 熱中症が疑わしい症状がある場合は涼しい場所に移動し、水分・塩分補給を行いましょう。また首や太ももなど太い血管を場所を冷却することも有効です。熱中症は老若男女問わず24時間発症し、重篤な場合は死に至ります。水分を経口摂取していても体内に取り込まれるまでは時間を要します。熱中症を疑った際は早めの医療機関への相談や受診を推奨します。

 

 サンインターナショナルクリニックでは日本人看護師による電話での相談を受け付けています。症状に応じた正しい処置を行い、重篤化を防ぐためにも疑わしい症状がある場合はお気軽にお問い合わせください。

 

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14 July 2018
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 台湾人旅行客が日本で麻疹を発症し、4月末までに11人が罹患したとのニュースがGWの日本を震撼させました。この他、インドネシア、マカオ、タイに行った旅行者からも感染例が報告されています。4年前にはフィリピン、ラオス、ベトナムで集団感染事例がありました。麻疹は非常に伝染しやすく、重症化します。ワクチン接種が広く実施される1963年以前には定期的に集団感染を起こし、毎年推定260万人もの人々が麻疹が原因で死亡していました。現在でも麻疹に対する特異的な治療法はなく、症状に応じた対処療法しかありません。

ー麻疹の感染経路と感染力ー 

 麻疹は麻疹ウイルスによって起こる感染症で、人から人へ感染します。感染経路は飛沫感染、接触感染など様々です。

  感染力は極めて強く、麻疹の免疫がない100人の集団に1人の発症者がいたとすると、12〜14人の人が感染するとされています。ちなみに、インフルエンザでは1〜2人と言われています。不顕性感染(感染はしても発症はしない、つまり症状がでない)は殆どなく、感染した人の90%以上の人が発症します。発症した人が周囲に感染させる期間は、発疹が出現する3〜5日前から発症後4〜5日目くらいまでで、感染力が最も強いのは発症直直前です。

 

ー麻疹の症状ー

 ●潜伏期間;感染後、10〜12日間。発熱や咳などの症状が現れます。

   ↓

 ●カタル期;2〜3日。38℃前後の発熱や倦怠感、風邪症状に加え、結膜炎症状(充血、目やに、腫れ、痒み)などが現れます。

   ↓

 ●コプリック斑期;口の中に小さな白い斑点(コプリック斑)が現れます。

   ↓

 ●発疹期;コプリック斑は消失し、口腔内が赤くただれてきます。体温は一度下がりますが、再び39℃以上の高熱となり、耳、首、顎から出始め、翌日には顔、上半身から体中に発症が現れます。発疹が全身に広がるまで高熱が続きます。

   ↓

 ●回復期;発疹は3〜4日間続いた後徐々に消えていき、同時に解熱します。合併症がなければ7〜10日後には症状は軽快しますが、体力の回復には約1ヶ月程度を要します。

  

ー麻疹の予防ー

 ●予防接種

 ・1回のワクチン接種により麻疹の免疫ができる確率は約95%です。より確実に免疫をつけるために、2006年6月から麻疹、風疹の混合ワクチン(MRワクチン)の2回接種が推奨されています。免疫獲得に要する時間は予防接種後約2周間です。

 

 ●麻疹患者と接触した場合の対処

麻疹患者と接触した場合は、接触後72時間以内に予防接種を受ける、または免疫グロブリン療法を受けることで麻疹発症を防ぐことができる可能性があります。

 

ーおわりにー

 実際にカンボジアを含めた東南アジアのような予防接種率の低い地域では集団感染例が報告されています。これまでに麻疹に罹患したことがある人や、麻疹の予防接種を2回受けている人(麻疹、流行性耳下腺炎、風疹予防の三種混合ワクチン(MMR)、あるいは麻疹、風疹予防の二種混合ワクチン(MR)として接種されることが多い)は免疫を持っています。しかし、平成2年4月2日以前に生まれた方は1回しか定期ワクチン接種を受けていない場合が多いため、2回目の予防接種を推奨します。

  麻疹に対する抗体の有無は血液検査で確認することができます。麻疹は極めて伝染性の強いウイルス性疾病ですが、予防接種を受けることで感染を回避できます。

  日本とは異なる衛生下で自身とその家族の命を守っていく為にもこうした予防対策を行って行くことが重要です。予防接種やその他健康に対するご質問はどうぞお気軽にご連絡ください。

 

 カンボジア プノンペンフリーペーパー「プノンペンプレスネオ」に掲載していただきました。

 

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14 July 2018
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 死因はホットドッグ?

 2018年6月、カンボジアで食中毒の発生が相次ぎました。クラチェ州では11歳の少女が食中毒様症状を訴え、両親は少女を病院へ搬送しましたが、少女は回復することなく死亡。食中毒の原因は村で購入したホットドッグでした。また、同村では村人が汚染水を飲み100人以上が入院し、13人の死者が出ました。生活には欠かせない水や一見安全そうなホットドッグが誘因となったこれらのニュース。カンボジアで暮らす私たちはどんな方法で安全を守っていけばいいのでしょうか。

 

 

  • 食中毒とは

 食中毒とは有害な化学物質や毒素を含む飲食物を経口摂取し、下痢や嘔吐・発熱などの症状を呈する病気の総称です。因子や物質により細菌性食中毒、ウイルス性食中毒、科学性食中毒、自然毒性食中毒などに分類されます。一般的に高温多湿の環境下で細菌性中毒の発生件数が多くなります。食中毒のほとんどは細菌性食中毒で、ノロウイルスはその代表例です。食中毒で摂取するウイルスによってはA型肝炎、E型肝炎、ギランバレー症候群など重篤な疾患に罹患する場合があります。

 

  • 感染経路

 感染経路は汚染された飲食物を摂取することです。刺身やカットフルーツ、ローカル料理店での飲料水以外でも意外な感染源が私たちの周りには多く存在しています。おにぎりや寿司のシャリはその良い例で、調理者の手についた黄色ブドウ球菌が食物に付着し、増殖することで食中毒を引き起こします。クラチェ州で少女が亡くなった原因の食べ物となったホットドッグ。これはソーセージ内でボツリヌス菌が繁殖した、もしくは付着した細菌が増殖したことが原因ではないかと推測されます。ボツリヌス菌が繁殖するものの代表例としてはチーズなどの発酵食品、真空パック食品、瓶詰めの食品などが挙げられます。食材自体は新鮮であっても、調味料や香辛料、ドレッシングや油などが細菌の温床となり、食中毒の原因となる場合もあります。

 

  • 予防方法

1)食中毒を予防する三大原則

1-1清潔を保つ

…調理前後の手洗いや調理器具の洗浄。
1-2菌の増殖を防ぐ

…細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10℃以下では増殖がゆっくりになりマイナス15℃以下で増殖停止すると言われています。そのため、早急に食材を使い切る、調味料は冷蔵庫に入れる、高温多湿を避ける等が有効です。

 1-3殺菌する(加熱するなど)

…ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅します。一部の菌を除き、75℃以上1分の加熱で菌は死滅するため、食材を十分に加熱することが有効です。ふきんやまな板、調理器具にも細菌やウイルスは付着します。特に、肉や魚、卵を使用した器具は洗浄後に熱湯消毒したり、台所用殺菌剤の使用することも効果的です。

2)予防接種

 …食中毒の原因となる細菌やウイルスによってはA型肝炎、E型肝炎、腸チフス等を発症する場合があり、このうち、A型肝炎や腸チフスは予防接種が非常に効果的です。

  • 治療方法 

 予防策が万全であっても疲労などで免疫力が低くなると食中毒にかかりやすくなります。食中毒の初期症状は下痢や嘔気、嘔吐、発熱などです。特異的な治療法はなく、症状に応じた対症療法を行うことが一般的です。抗生物質は原因となる物質が細菌であれば使用しますが、ウイルスの場合は有効ではありません。安易な抗生物質の投与は耐性菌をつけてしまうため推奨できません。症状が激しく、水分摂取もままならないことは回復を遅延させ、頭痛やその他の症状を引き起こします。充分な飲水を行っているつもりでも、不感蒸泄や下痢、嘔吐により体は脱水状態に陥ってしまいます。そのため、体内の水分出納バランスを整えるための輸液加療を行うことも大切です。二次感染を起こさないために、細菌やウイルスが含まれている罹患者の吐物や便には直接触らず、除去した後にアルコール消毒を行いましょう。原因究明のための検査を行い、最適な治療を行うことが重要です。食中毒の初期症状を疑う場合は早めに病院を受診することを推奨します。その他、病気や予防方法について等ご質問があればお気軽にお問い合わせください。

 

プノンペン生活情報サイト「ポステ」に掲載していただきました。

https://poste-kh.com/life-tips/cambodia-foodpoisoning-2216

 

 

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14 July 2018
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デング熱、流行っています。

 

初発症状は発熱、発疹、頭痛、関節痛、嘔吐などです。

 

1.突然の高熱

デング熱の大きな特徴は突然始まる高熱です。感染後3~7日後に発症するとされています。蚊に刺された数日後に突然高熱がでた場合、デング熱の疑いがある言えます。

2.全身の痛み・だるさ

その後、全身が筋肉痛のような痛みが現れます。高熱の前後に全身の異常なだるさを感じ、それから、体がだんだん重くなって動くのが辛くなってきます。

3.皮膚の痒み・発疹

発熱の数日後に皮膚症状が現れます。発疹の度合いは様々ですが、皮膚の違和感やかゆみを伴なう事も多いようです。それが体中に広がってなかなか寝られません。

4.いろいろな症状

腹痛や頭痛、目の奥の痛み等様々な症状があらわれます。

 

高熱が突然出て、体中の痛みとだるさを感じ出したらすぐに病院・クリニックに行きましょう。血液検査ですぐにデング熱かどうかすぐわかります。

 

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デング熱とは、蚊を媒介として感染する伝染病です。

中南米の症例が圧倒的に多いのですが、東南アジア、オーストラリアでも発生しています。発熱期、重症期、回復期に分類されます。デング熱は感染から潜伏期間3~7日の後、発熱、発疹、頭痛、関節痛、嘔吐などの症状がおこります。

軽症の「デング熱」と、血小板減少と出血を伴う重症型デング(デング出血熱)とがあります。軽症でも皮下の点状出血や歯肉出血が現れることがありますが、通常は1週間ほどで後遺症なく改善します。

重症例になると、発症から3~6日後に肝障害や胸腹水が出現し、腹痛をきたします。同時に血小板が減少し、皮下出血、大量下血・生理出血から循環血液量の低下などが原因でショック状態になることがあります。

デング熱患者のうち重症型デングをおこす割合は1~5%とされています。

重症型デングはデング熱患者が解熱する時期に突然発症します。患者は興奮状態となり、発汗や四肢の冷感がみられます。さらに病状が進むと、重度の出血傾向(鼻出血、消化管出血など)やショック症状がみられます。なお、重症型デングとなった患者は重篤期が 24~48 時間つづき、この時期を乗り切ると 2~4 日の回復期を経て治癒します。

重症型デングを放置すれば致死率は 10~20%に達しますが、適切な治療を行うことで致死率は 1%未満に減少することができます。稀ですが、脳症、髄膜炎、多発性神経炎、ギラン・バレー症候群、心筋障害などを発症することもあります。

 

発疹、呼吸困難、息切れ、咳が続いている、意識がぼんやりとしている、内出血などの異常な出血がみられる、下痢が続いている、嘔吐が続く。こんな時には要注意です。

デング熱を発症すると通常は 1 週間前後の経過で回復します。

 ウイルスには 4 つの血清型があり、感染はこのウイルスを保有する蚊(ネッタイシマやヒトスジシマカ)の吸血時におこります。ヒトがデングウイルスに感染してもデング熱を発症する頻度は 10~50%です。一度かかると免疫ができますが、異なる型のデングウイルスに感染した場合は再発症します。デング熱患者が重症化する起点については、血清型の異なるウイルスの再感染によるという説が有力です。重症型デング熱の 90%以上が二次感染時におきています。しかし、三次、四次感染ではむしろ防御的に働き、重症化率は低下するようです。デング熱を媒介する蚊の活動時間は夜明け少し前から日暮れまでの間、特に朝と夕方ですが、室内にいる蚊は夜間でも刺すことがあります。

 

予防は、とにかく蚊にさされないようにすること。

デング熱の予防は、とにかく蚊にさされないようにすることです。長袖、長ズボンを着用して肌の露出を少なくし、特に朝夕の外出時は虫刺され防止薬を使用することが大切です。

 

治療は対症療法です。

デング熱の確定診断には血液からのウイルス分離やウイルス遺伝子の検出を行います。

最近は血液中のウイルス非構造タンパク抗原検出キットが開発されており、早期診断に有用です。

デングウイルスに有効な薬はなく、対症的な治療を行います。すなわち、水分補給や解熱剤(アセトアミノフエンなど)の投与を行います。アスピリンは出血傾向やアシドーシスを助長するため使用しません。

重症型デングをおこした患者については、循環血液量を改善させるための輸液を行います。赤血球、血小板低下時は輸血する場合もあります。

重症型デングの患者でも適切な治療を受けていれば、20%以上の致死率を1%未満に減少させることができます。

 

とにかく、デング熱を疑ったら、早めに医療機関を受診してください。

 

 

プノンペン生活情報サイト「ポステ」に掲載していただきました。

https://poste-kh.com/life-tips/dengue-fever-1501

 

 

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14 July 2018
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カンボジアの薬局は安心・安全!?

 ちょっとした体調不良。体はだるいけど、病院に行くほどでもないし、仕事や家事で時間もない。こんな時、あなたはどうしますか?日本では薬局で総合感冒薬等を購入して対処してきた方も多いのではないでしょうか。また、持病があって日本では常に薬を内服していた方はカンボジアではどうすればいいのか等、カンボジアの薬局と薬事情について紹介します。

 

1.日本とカンボジアでの薬剤入手経路

・日本での薬剤入手経路

・病院で処方(1)

・病院でもらった処方箋をもって薬局で調剤(1)

・薬局で購入(2)

 このうち(1)は薬理作用、副作用が(2)と比較して強いため医師の指示の元でしか入手できません。日本の薬局で購入できる薬は薬理作用や副作用ともに緩やかで使用方法もわかりやすいものになっています。

 

・カンボジアでの薬剤入手経路

 カンボジアでも薬剤の入手経路も日本と同じです。但し、日本では医師の指示の元でしか入手できない薬もカンボジアでは薬局で購入できます。薬局の店員さんにどんな薬が欲しいのかを伝えることで沢山ある薬の中から薬剤を選んでくれ、薬品代だけ支払えばいいので病院を受診するよりも安価な場合もあります。カンボジアでの薬剤の入手はメリットばかりのように思いますが、たくさんのデメリットも持ち合わせています。

 

2.カンボジアの薬局のメリットとデメリット

 ◆メリット

・病院を受診せずに薬が入手できる。

・安価で済むことがある。

・1錠単位で薬を購入することができる。

 

 ◆デリット

・店員は医師ではないため誤った薬を処方することがある。

・診察や検査をしていないため本当に正しい薬剤を選択できているのかわからない。

・製薬会社がはっきりしていないものや偽物の薬も多く存在する。

・副作用が出たときに対処できない。

・日本の規格とは違う薬剤が多く、薬理作用が出やすい。

・日本では採用されていない薬が多く存在する。

・安易な抗生物質等の使用による耐性菌が付きやすい。

 

3.持病をお持ちの方

 高血圧や高脂血症や糖尿病などの持病があり、どういった方法で同じ薬を入手すればいいのか等お悩みの方もいると思います。定期的に日本に帰国して病院を受診し、内服薬を入手している方もいます。カンボジアの薬局でも同様の内服薬が手に入る場合もあります。しかし、前述同様日本の薬とは規格が違ったり、偽薬の使用で期待する効果が得られなかったり、副作用が強く出てしまうといったことも考えられます。また、疾患によっては定期的な検査を行い、その都度薬剤の調整が必要な場合もあるため、医療機関を受診して適切な内服薬を入手することを推奨します。

 

4.おわりに

 カンボジアでの薬剤は簡単に入手できますがそのデメリットも正しく理解しておく必要があります。当院では総合感冒薬や胃腸症状、二日酔い等様々な症状に合わせた薬を常備薬セットとして、患者様に提供しています。また、持病がある方にも事前に連絡をいただくことで日本製の薬品を取り寄せたり、疾患に応じた定期的な検査と治療を行うことも可能です。日本とは異なる衛生状況や医療環境で、健康の保持増進を行っていくためにも適切な薬を選び、適切な医療を受けることが重要です。病気や薬について等、相談やご質問あればお気軽にお問い合わせください。

 

 

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