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13 August 2018
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猛暑で大人の汗疹(あせも)患者が急増中

 

 幼少期、ほとんどの方は汗疹になったことがあるのではないでしょうか。猛暑の影響で日本でも汗疹患者が増加しており、最近では大人の汗疹が顕著になっています。年中常夏のカンボジア・プノンペンでは汗疹を発症しやすく、繰り返したり長引く症状に悩まされる方が多くいます。また、なかなか治らない汗疹を放置することで他の皮膚疾患を併発するケースも当院では目立っています。今回は汗疹の治療方法や予防方法についてご紹介します。   

 

 



    • 汗疹(あせも)とは



 汗疹とは汗腺の出口が角質などで塞がり、汗を正常に体外に排出できないことで起こる皮膚の炎症です。症状は赤く小さい発疹、水膨れです。汗疹の種類や湿疹を併発している際は掻痒感(かゆみ)やチクチクするような痛みを伴うことがあります。悪化した場合、掻き傷が細菌に化膿して伝染性膿痂疹(とびひ)や多発性汗腺膿瘍となり、他者感染を起こしたり瘢痕が残ってしまう場合もあります。

 

 

 

【汗疹になりやすい方】

 

 汗疹と言えば子供がなるというイメージがあるかもしれません。なぜ子供が汗疹になりやすいのかというと、人間の汗腺は約230万個あるといわれており、その数は子供から大人までほぼ同数です。体表面積の小さい子供は汗腺密度が高いため汗疹を起こしやすくなっています。また体温調節機能が低い乳幼児や高齢者、皮膚のバリア機能が低下している方は汗疹を起こしやすいと言われています。

 

【カンボジアで汗疹が長引く・繰り返すのはなぜ?】

 

 カンボジアは紫外線が強いことや、室内での冷房による寒冷刺激で肌は深刻なダメージを受けています。日本と同じようにケアを行っていても肌のバリア機能は低下してしまい、汗疹を含めた皮膚疾患に罹患する可能性が高くなってしまいます。

 

スキンケアに関する記事はこちらをご覧ください。

 

肌の内部の仕組み肌荒れの原因1肌荒れの原因2

 

また、雨季は湿度がさらに高いため通気性が悪くなってしまいます。雨季は曇りの日も多く、紫外線ケアを怠ってしまいがちですが曇りの日でも紫外線は晴れの日の60~90%あると言われています。肌のバリア機能が低下していると適切なターンオーバーを行ずに汗腺が目詰まりして汗疹ができてしまいます。カンボジアでの長引いたり、繰り返す汗疹は予防対策不足や、肌のバリア機能自体の低下が原因と考えられます。

 

 

 

【予防と治療方法について】   

 

 汗疹は皮膚と皮膚が接する面、例えばシップ、包帯、ベルトをしている通気性の悪い部位にできやすくなります。顔や首、体感、肘、ひざの裏側や脇の下は特に要注意です。女性では毛穴をふさいでしまうファンデーションを塗っている部分や下着の締め付け部分にも汗疹ができることがあります。



    • 治療方法



 汗疹は通常2~3日程度で改善します。汗腺の種類によって、ステロイド外用薬や抗生剤を使用するといった治療方法が一般的です。



    • 予防方法



1)清潔を保つ…汗をかいたらシャワーを浴びたり、外出先では濡れたタオルや汗拭きシートなどでふき取りましょう。カンボジア・プノンペンのスーパーで安易に入手できる幼児用のお尻ふきはアルコール成分を含まないものもあり、肌に優しく有用です。

 

2)通気性を良くする…吸湿性の良い衣服を選択したり、汗を吸収した衣服は交換することで通気性を良くし、汗腺の目詰まりを予防することができます。

 

3)入浴時の注意点…皮膚のバリア機能が低下している状態では刺激の少ないぬるめのお湯に調節しましょう。石鹸はからだに直接つけず、綿ややわらかいタオルなどで十分泡立ててから使用することで皮膚表面の汚れを効果的に落とすことができます。

 

 

 

【おわりに】

 

 汗疹には汗汗疱状湿疹、アレルギー性接触性皮膚炎、ニキビなど、症状や発疹が類似しており鑑別の難しい疾患も存在します。また、汗疹の治療で使用するステロイド剤は発疹の部位やその程度によって正しい濃度を選択することが重要です。年間を通して温暖なカンボジア・プノンペンで快適に健やかな生活を送るために日常生活での予防や正しい治療方法の選別を行うよう心がけましょう。

 

 

 

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